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変換なしの雑食夢

ran

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二藍

「姫の容態は如何だ?」
「あ、ああ。秀吉、か。過労と栄養不足といったとこらしい」
「栄養不足?!」
「松に確認したら食事は十分頂いているから彼女の性格かな?」
「そうか。」
「少し体の弱いところがあるから…」
「吾より夫より心配しているな」
「僕が一番可愛いと思う妹だからね」
「そうか」










薬の所為か疲れの所為か。思いの外深く寝てしまった。
松、と呼べばお疲れが出たのですと声が聞こえて思わずふふふと笑ってしまう。不意に視線を変えると銀髪が見えて目を見開いてしまう。何故か枕元に半兵衛がいて峠でしたの?と聞いてしまった。



「のわけはないだろう?」
「だって」
「僕だって心配くらいはする。」
「ご多忙中でしょうに」
「ある程度にね。」
「半兵衛らしい。」
「まだ熱があるね」
「熱」
「無理しすぎだよ。休めなかったのかい?」
「奥方様は真面目でいらっしゃいますので。手隙の時は領民の様子を見に行ったりなさっておいででした。」
「休んでからにしなよ」
「と言いましても。性分なのでしょうね。ふふふ」
「早く死んでしまう気かい?」
「長生きできましたらいいのですけど。」
「今回は体調が戻るまでここにいる様に。」
「殿の世話は?」
「三のに頼んでいる」
「そうですか」
「姫」
「いえ、三の姉様に御礼申し上げませんと」





そう言うと半兵衛が頭を撫でる。童に戻った様ねといえばその通りだと珍しく声が柔らかい。ゆっくりと瞳を閉じて微睡むと誰かが入ってきた音がする。誰かしらと瞳を開こうとした瞬間それを遮られて気にしなくていいから寝なさいと言われる。目を開いたところで視界は暗い。それに身体もついてはいかない。お言葉に甘えて私は眠るのだった








二藍








「あら兄様が看病とは珍しいですね。」
「そうだね。…三成君聞きたいことがあるのだけれども」
「…は」
「姫は過労と栄養不足らしいね。」
「は?!」
「いや、ね。これは松から聞いている。姫は自己犠牲精神が凄いからね。自己管理ができていないは彼女のせいだけれども」
「半兵衛様?」
「もしかして子が出来たのかと思ってね。確認させてもらったよ。」
「!」
「如何いうことかな?何故、姫は子が出来ないかもしれない程度に傷ついているのか」
「それ、は」
「その後も夜伽させていた様だけれども…あれほど言ったよね。姫は体が僕たちの様には出来ていないと」
「…」
「思った以上に傷つきやすくてボロボロになってしまう。何があったのか松にきつく問いただしても口を割らずにいた。彼女をと吉継くんが要請してきた辺り何かあるのだろうと思っていたけど。こんなことになっているとは思わなかったよ。」
「申し訳ありません」
「以後、完治するまで大阪に止め置く。君の武将としての活躍はこれに関係しないから安心して。現に秀吉は他の妹を送ればいいとだけ言っていたくらいだから。」
「なっ?!」
「今から選定に入るよ。吉継君には後で伝える。彼は今は毛利に行っているからね。ああ。そうだ。三のが良かったらそれでも良い。」
「お待ちください!私は」
「…ん」
「姫」
「…はん、べえ?」
「ごめんね。煩かった?」
「うんん。わたし、おきたらあれたべたい」
「あれ、ね。用意させておくよ」
「ありがとう」
「奥」
「寝た、ね。三成君、あれってわかる?」
「いえ」
「三のは?」
「たまご粥でしょ?熱出たらいつもそうだったから」
「正解。ね、君がいかに姫を大事にしていなかったかよくわかったよ。姫は偶像でも虚像でもないからね。…面会は三のか僕が吉継君と同伴で頼むよ。一人では合わせる気はないからね。」
「お待ち下さい!!!半兵衛様!半兵衛様!!!!!!」

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