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変換なしの雑食夢

ran

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01

「ああ、次は女武者か」
「知らぬとはいえ哀れなものよ。紀之介殿の次とは」
「まぁあの顔で泣く男どもが多いゆえ。それでも良いかもしれぬがな」



茶席の花は仇花かと内心で舌打ちをする。初参のこの者は知らなかったのであろうが、憐れなものよと茶器を回す。振りで良い振りでとぼそりというと男泣かせの顔を破顔させて忝ないと紡ぐのだ。
飲まずに済んで喜んでいようと思った瞬間、それはそれは美しい粗作で飲み干してしまう。
人々がざわりとしている間ケロっとした顔で佐吉に全て飲んだことを詫びている。



「さて、もう一服お点て願いますか?」
「は、はい!」
「早くしろ!貴様が全て飲んだせいだぞ!」
「ふふふ。申し訳ない。賢者ののちの椀でございましたからなあ。」
「作法を知らんのか?」
「まぁ、一通り」
「にしても女だてらに剛毅なものよ!」
「紀之介殿の椀を飲み干すなど…」
「そこまでして豊臣の末座が欲しいものか?流石さもしい女子よ」
「貴様ら…」
「ほれ、佐吉殿。お茶が参りましたよ。お飲みくだされ。」
「貴様!言わせたままでいいのか!」
「まぁ、あの様な腹黒い愚者の後ならふりをいたしましょうけど?」
「あ?!」
「そのさもしい女にただの一度も勝てぬ負け犬など相手になさいますな。ああ、でも」
「?!」
「私以外の悪言は聞き捨てなりませぬなぁ。さあ、佐吉殿。お好きに…あーあ。暴れてる。此れ小姓。椀とか避難させなさい。」
「は、はい」
「紀之介殿も巻き込まれぬうちにはよう。」
「…ヌシは?」
「取り敢えず参戦して参ります」
「は?」
「然らばごめん!」
「や、やれ!またしゃれ!」
「佐吉殿!助太刀致す!!!」









はなのかんばせ








「おい」
「あっ!治部殿。久方ぶりでございますな。ご出世おめでとうございます」
「?」
「あら、私をお忘れですか?猪女と言っておられたではないですか」
「ま、さか!」
「その真逆ですよ。勉学を終えてまた大阪城に戻れることとなりました。」
「ぎ、刑部!!!!」
「刑部殿もお元気ですか?」
「やれ、三成。ちと静かにいたせ。文を書きそん…?!」
「刑部殿!」
「そなた…如何致した?遊学して居ったはずでは」
「ええいっ!猪女!刑部から離れろ!!!」
「竹中様からようやっとお許しをいただけて。帰ってきました。ご出世おめでとうございます。」
「さよか。少し見ぬ間に女らしくなったな」
「はい」
「…おい」
「あ、此れ2人にお土産です。」
「ん?」
「なんだ?」
「必勝祈願のお札です。御武勇は聞き及んでいますが、あと、こちらは筆とあと。此れは何だったっけ?」
「やれ、」
「はい?」
「ちとこちに来い」
「はい」
「久しぶりよの」
「っ!」
「おい刑部何を抱きしめている?腕が折れるぞ」
「ひひひ。」
「治部殿も入りますか」
「…」
「羨ましければ早くきりゃれ」
「…」
「治部殿に刑部殿ただいま」
「よく帰ってきたな」
「無事で何より。なにより」

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