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変換なしの雑食夢

ran

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ある女の話 2

「…柳」
「あ、二人ともお帰りなさい」
「これは、一体」
「足枷つけられました」
「?!」
「半兵衛さんに」
「半兵衛様にか?」
「また、何を仕出かした?」
「子猫」
「?」
「見つけてね、そこの垣根を超えちゃったの。一歩だけだったけど…されど一歩ね。折檻されてこうなりました」
「馬鹿者が」
「馬鹿だもの。仕方ありませんよ」
「にしても苛烈よな。…足をみせりゃれ」
「大丈夫です」
「それは我が決める」
「薬箱をとってくる。」
「いい、です!また」
「「また?」」
「半兵衛さんに怒られる」



左様かといって吉継さんは為溜息をついて私の脚を撫でる。三成さんは納得したようなしないような顔をして横に座りむと顔をまじまじ見ては眉間にしわを寄せる。
半兵衛さんは私が嫌いだから仕方がない。この座敷牢のような離れに煤けた関係。半兵衛さんが考えた父の御代を強固にする方法は悲しいかなまだ吉報の知らせがない。役立たずとか色々言われたなぁ。と思いながら手元を見る。腕も青アザだらけで気持ちが悪い。



「ごめんなさい」
「?」
「私、馬鹿だから。半兵衛さんに怒られてばかりで。三成さんも吉継さんも腹がたつことばかりだと思うけど…」
「別に否はない」
「ひひひ。嫌なら来ぬよ。」
「う…」
「さて、と。本にどうしたものか。主の痣はちと酷い」
「打ち身の軟膏を塗ればいいか?先達て持たせてくれたのかある。あれなら構わないだろう」
「口も開けしゃれ。ああ。切れておったか。」
「あい」
「この口に今日は無体できぬなぁ」
「?」
「布団をひく。少しよれ」
「大丈夫。…そのために来たんでしょ?」
「ひひひ」
「傷だらけの女など萎える」
「?!」
「これ、三成。言葉が足りぬ。主の身を案じておるのよ」
「…当分内地だ。ここにいる時間もある。今日は寝るぞ」
「我とて疲れた。今日は休むが吉よ」
「…はい」
「そう悄気たり致すな」
「柳」
「?」
「寝るぞ」
「はい」
「やれ、眠たや眠い」








ある女の話







「…」
「陽の光で見ればなんとまぁ酷い有様よ」
「何故、半兵衛様は」
「ん?知らぬのか?」
「刑部」
「これの母者は賢人の狂愛によってこれを産み憎悪によって殺されたのよ」
「…は?」
「生まれてからずっとこの狭い離れでひとりぼっちよな」
「…」
「その娘は我らが嬲り孕ませ…用済みになれば殺すのであろうな」
「まさ、か」
「故の賢人よな。ひひひ」
「ん…」
「我らも多忙故ここに詰めてやれぬ。許せ」
「よし、つぐさん?」
「しばし眠れ。」
「ん」
「怖い夢は我らが滅そう。なぁ。三成」
「あ、ああ」
「みつ、なりさん」
「っ」
「欲情致すな」
「わかって、いる!」
「?」
「寝ていろ!」
「ん…」
「!!」
「寝たか…三成よ」
「わかっ、ている」
「情をあまりうつしゃるな。主は情深い故」
「どういう意味だ」
「…そのままの意味よ」

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